学会発表
第14回レーザーリプロダクション学会(2019.3.17)
福岡県福岡市で行われたレーザーリプロダクション学会に参加しました。
中村先生(なかむら第二針療所)が「生殖鍼灸と一般鍼灸」という演題で発表されました。
実は中村先生はレーザーリプロダクション学会において、今回が3度目の発表になります。
中村先生は、自院での臨床から得たデータを公開し、そこから考えられることを発表されました。
鍼灸師も今後医療関係者から信用されるためには、曖昧さを排除し、データをとりながら効果検証していくことが必要ということが納得できる講演でした。
研修
本会は年2~3回の勉強会を行い、学術の研鑽に努めております。
第4回研修会(2019.11.17 はりきゅう院さくら)
今回の開催は2019年11月17日に南国鹿児島にあります、はりきゅう院さくらにておこないました。台風の時期を避けたとはいえ、全国から無事に集まることができたことはとても嬉しく思います。今回の研修テーマは、「めまい」「頭痛」「顔面神経麻痺」の3疾患についておこないました。
先ずは「めまい」について、福岡の田中はり灸療院遠藤真紀子先生より講演していただきました。めまいを診るにあたり、中枢性か末梢性かの鑑別(レッドフラッグチェック)、末梢性の場合の検査法などを丁寧にお伝えしていただきました。
続いて「頭痛に」ついては、開催地のはりきゅう院さくら田中隆一が行いました。頭痛の診断には国際頭痛分類第3版を使用します。この中に鍼灸治療も頭痛治療に関し推奨をいただいています。悩まされてている方は全国的にも多く、その大半が緊張型頭痛と片頭痛です。肩こりや首のコリとの関係性もみられ、ここに関係する筋肉を緩めることで、痛みを減少させていくなどの説明をおこないました。また鍼灸治療やレーザーに関しての治療機序についても、文献や論文からの情報を提供させていただきました。
最後に「顔面神経痛」について、大阪の鍼灸香里治療院西村和重先生に講演していただきました。疾患について中枢性、末梢性かの鑑別、麻痺の進行度の評価、治療経過の評価など詳しく話していただきました。
3疾患の話を通し共通することは、「鍼灸治療が適応なのかを判断する」ということでした。我々の治療院へは、医療機関に受診されてから来院されるケースが多いですが、症状が軽い方の中には、受診せずに鍼灸院へ来院される方もいらっしゃいます。しっかりとした症状の鑑別を行い、安心して施術を受けていただく事、そして悩まされている症状の完全を計っていけるよう努めてまいります。
研修会後は松田ウィメンズクリニック院長松田和洋先生も同席いただいての懇親会。たくさん頭を使った後は鹿児島の美味しい料理を楽しく堪能していただきました。
第3回研修会 (2019.5.19 田中はり灸療院)
今回は過敏性腸症候群(IBS)についてです。
はじめは三重県の山根先生による講義です。
IBSは若い女性で好発します。中学生・高校生ですと、授業や試験など緊張する場面が影響し、発症します。30代~40
IBSの方は低FODMAP食が良いとのことです。
続いて京都の中村先生のIBSに対する鍼灸治療の実技です。
まずは患者さん役との、問診・病態把握・治療説明を実演した後、
IBSでの直腸と滞在する便のイメージの説明です。
実際に施術を行っています。
今回のIBSの病態、それに対する鍼灸SL併用療法で共有したことを、研究会員の各院で行います。
お困りの際は、ご相談ください。
第2回研修会 (2019.2.20 なかむら第二針療所)
今回は「円形脱毛症」についてです。
1 円形脱毛症の頭皮と毛根観察(講義と毛根観察実演)
田邊美晴先生
2 円形脱毛症の治療(講義と実技)
中村一徳先生
耳鼻科研修 (2019.1.20)
大阪府堺市のもり耳鼻咽喉科にて耳鼻科研修を行いました。
休診日にもかかわらず、研修を行ってくださいました。
鼓膜観察をしています。
耳鼻科医の森先生よりレクチャーを頂きながら、
ティンパノメトリー(鼓膜の動きを見る)検査をしています。
オージオメーターで聴力検査を行っています。
最後に森先生を囲んでの1SHOTです。
今回の研修では、耳鼻科内で行われていることを体験してきました。
治療を行う上で患者さんの立場になって考えることは、とても重要です。
今回の研修と私たちが研究している鍼灸とスーパーライザーを融合した治療法で、
突発性難聴・めまい・耳鳴りなどでお悩みの方へ希望の光を見出せるよう、
努めてまいります。
第1回研修会 (2018.10.24 田中はり灸療院)